出産後、『あれ?なんか白髪増えた??』と感じるママも多いのではないでしょうか。
産後は抜け毛が起きたり、髪質が変わったりすることもあります。
今回は『白髪』についてお話をしていきます。
産後に関係なく、白髪にお悩みの方にも参考になると思うので、ぜひ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
出産してから髪に変化があった方は多いです!
あまり悩み過ぎないことも大切ですよ。
そもそもなぜ白髪が生えるのか?
まず、髪の毛が黒く生えてくるしくみから説明しますね。
黒くなるのは【メラニン色素】が関係している
メラニン色素という言葉はよく聞いたことがあるでしょう。
シミの原因になっているのもこれです。
このメラニン色素があるから髪の毛は黒くなります。
肌にもあるように、髪の毛の毛根にメラニンを作る色素細胞(メラノサイト)というのがあります。
これがメラニン色素を作っています。
(作られていく過程を話すと難しくなるので割愛します)
メラニン色素が多いほど皮膚や髪の毛は黒くなります。
どうやって白髪になるのか
先ほどの黒髪になるしくみが理解できれば、こちらの答えは簡単。
メラニン色素が少なくなるからです。
色素細胞がいなくなる、または活動しなくなるとメラニン色素は作られません。
そうなると、メラニン色素が増えないので白髪になってしまうのです。
原因はさまざま
白髪になる原因はたくさんあり、今でもすべて解明されてはいません。
現段階でわかる範囲では・・・。
- 加齢
- 遺伝
- ストレス
- 生活習慣
- ホルモンバランスの乱れ
この辺りではないでしょうか。
この中でも今回は産後に関してお話します。
産後の白髪はホルモンバランスの影響が大きい
髪の毛はホルモンバランスの影響を受けやすいです。
産後、エストロゲンというホルモンが減少します。
このホルモンは血流を良くしたり、髪の健康保持したりする役割があります。
産後は妊娠中から続くこのホルモンバランスの乱れを整えようとしていきます。
しかし、順調に整っていくとも限りません。
家事・子育て・仕事などママは忙しい。
それに加えて、自分のことだけでなく子どものことも気にするので、不安やストレスなど精神的にも疲れてしまいます。
ホルモンバランスが崩れることで血流が悪くなり、メラニン色素が作られなくなったり、作る量が減ることで白髪になってしまいます。
睡眠不足、栄養不足にも注意
育児中のママは日中は家事・育児。
夜中も目が覚めてしまった赤ちゃんのあやしや授乳などでゆっくり寝る時間もなく、睡眠不足になりやすいです。
妊娠中に太ってしまったからとダイエットをするママもいるでしょう。
無理な食事制限のダイエットをすることで、栄養不足になります。
この2点もメラニン色素が作られなくなる原因にも。
黒髪に戻るかもしれない!?
『絶対』とは言えませんが、加齢・遺伝が原因ではない場合は黒髪に戻ることもあります。
色素細胞が無くなってしまっているのなら、難しいです。
しかし、休んでいて活動していないのであれば、また活動しメラニン色素が作られれば黒髪になる可能性はあります!
白髪対策
手っ取り早いのはカラーしてしまうこと。
しかし、白髪の量によってはまだしなくてもいいこともあります。
カラー以外でも、白髪対策・予防できることをしていきましょう!
カラーはもうどうしようもなくなったときの最後の砦にしておきましょう。
ヘッドスパ
頭皮の血行が悪かったり、頭皮環境が良くないと白髪になりやすいです。
頭皮マッサージをしたり、美容室に行ってヘッドスパとしてみるといいでしょう。
美容室でしてもらうと、リラックスもできるので頭皮だけでなく体も心もリフレッシュできますね!!
自宅でする場合はシャンプー中にするのがおすすめ。
温まっているので、ほぐしやすいです。
頭皮を両手でつかみ、ほぐしていきます。
この時決して、頭皮を下げるようにマッサージはしないでください。
たるみの原因になるので、持ち上げるようにしていきましょう。
他にも、シャンプーブラシやスキャルプマッサージャーを使ってみるのもおすすめです。
ブラシを使う時はシャカシャカするのでなく、しっかり頭皮に付けて動かすイメージでしてください。
わたしはスキャルプマッサージャーは使ったことがないので、ここにはおすすめのシャンプーブラシを載せておきます。
先が尖っている方が、毛穴の汚れもスッキリ落としてくれます。
シリコン素材でやわらかいものを選んでくださいね。
睡眠・しっかり栄養を摂る
睡眠不足は髪の毛だけでなく、肌や体調にも影響します。
子育て中はなかなか睡眠をとる時間を作るのは難しいですが、少し昼寝したりして睡眠不足にならないようにしましょう。
きちんと食事をして栄養を摂ることも大切。
とくに
・ミネラル
・ビタミンA
が白髪によいと言いわれています。
ミネラル | 亜鉛 | 銅 | カルシウム |
多く含まれる食材 | 牡蠣 ゴマ 牛肉・豚肉・鶏肉 | アーモンド えび 納豆 牡蠣 | 小魚 大豆 |
ビタミンA が多く含まれる食材 | レバー うなぎ 緑黄色野菜 |
とは言っても、偏った食事は返ってよくないので、バランスのよい食事を心がけましょう。
ヘアカラーをする
全体の30%~50%くらいが白髪になって、気になるようでしたらカラーしましょう。
カラーといっても、白髪染め(グレイカラー)以外の方法もあります。
次にヘアカラーの方法をいくつかご紹介しますね。
白髪染め(グレイカラー)
白髪染めのことをグレイカラーといいます。
一般的に白髪染めではないカラーのことをおしゃれ染めもしくはファッションカラーと言います。
白髪染めは昔は真っ黒に近いイメージがありましたが、今では明るめに染めることもできます。
色味もある程度は選べるようになってきました。
昔に比べて白髪染めに切り替えるハードルは低くなってきたと思います。
結構白髪が多い方は全体を白髪染めしましょう。
ちなみに、ファッションカラーでは白髪をきれいに染めることはできません。
違いについてはまた今度。
ハイライトを入れる
まだそこまで多くないけど、ちょっと気になる……。
という方は、ハイライトを入れるといいでしょう。
昔は『メッシュ』と呼ばれていました。
メッシュは太目に入れた明るいカラーの筋。
最近のハイライトは細くした明るいカラーの筋。
細かいハイライトを入れることで、白髪がボケてみえます。
顔回りにすぐ白髪が見えてきて気になる方も顔回り中心にハイライトを入れます。
そうすることで、伸びてくる白髪が目立ちにくくなりますよ。
明るめのカラーをする
白と黒のコントラストはあると目立ちやすいのが白髪。
全体を明るく染めてしまえば、白髪も目立ちません。
しかし、伸びてきた部分と染めた部分は目立ちます。(よく言うプリンです)
それと、明かるめのカラーは髪のダメージが強くなるので、ヘアケアもしっかりしましょう。
カラートリートメントをする
最近店頭やCMでよく『カラートリートメント』という文字を見かけませんか?
文字通り、髪の毛が染まるトリートメントです。
シャンプー後のいつものリンスやコンディショナーの代わりに、カラートリートメントと使うだけです。
お風呂で手軽にできます。
1回できれいに染まることは難しいので、何日か連続で使います。
物によっては手や壁に付くと染まる可能性があるので注意。
美容室で白髪染めをしていて、次に染めるまでの繋ぎとして使う人もいます。
お願いとしては、お店でカラーをする1週間前には使用を控えてほしいですね。
理由としては、カラートリートメントの色素が毛先に残っていると、それが邪魔をしてきれいに染めることができないからです。
NG行為
白髪が気になり始めると多くの人がしてしますNG行為があります!
【白髪を抜くこと】
以前は『白髪を抜くと増える』と言われていました。
これは迷信。
抜くことで毛根に負担をかけてしまいます。
1つの毛穴には2~3本の髪の毛が生えていて、抜くことで刺激をあたえてしまい、髪の毛が生えてこなくなる可能性があります。
そっと根本から切ってあげましょう。
上手に付き合っていきましょう
産後は髪の毛だけでなく、身体・メンタルもボロボロになりやすいです。
白髪は若い人でもなりますが(わたしの子どもたちはすでにあります)実際に見つけてしまうとショックですね。
でも、対策はいろいろあるので試してみてください。
白髪部分に派手なカラーをして楽しむ方もいます。
考え方を変えると白髪もいい味を出してくれます。
簡単にまとめてしまいましたが、少しでも参考にしてもらえると嬉しいです。
それでは。
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